新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、中国では、春節休暇(1月24日~30日)明けの営業停止措置が発表されています。以下では、1月30日現在における上海市企業の営業停止措置について整理しました。
【国レベル】(国務院)
春節休暇を2月2日までとし、2月3日から出勤日とする。
(従来のカレンダーでは、1月31日、2月1日は出勤日とされていましたが、この2日間をカレンダー上の休日とする、という解釈になります。)
http://www.gov.cn/zhengce/content/2020-01/27/content_5472352.htm
【上海市レベル】(上海市人民政府)
上海市内の各種企業は、2月9日24時までの期間、春節休暇明けの営業再開をしてはならない。
http://www.shanghai.gov.cn/nw2/nw2314/
nw2315/nw43978/u21aw1423601.html
このように、国務院発表のカレンダー上の出勤日であるにもかかわらず、上海市政府発表により営業再開が禁止される期間の5営業日(2月3~7日)の扱いが問題となりますが、この点に関して「上海市人力資源と社会保障局」が以下のような解釈を発表しています。
【上海市人力資源と社会保障局】
営業再開を遅らせる措置は、防疫コントロールの必要性に基づく政策であり、この措置にともなう日数は“休日”に属するものとする。
(この解釈を前提とすると、仮に企業がこの期間に勤務(在宅勤務を含む)を命ずる場合には、休日出勤と同様の措置が必要となり、通常出勤の2倍に相当する残業代の支払い、もしくは代休の手配が必要となります。)
http://rsj.sh.gov.cn/201712333/xwfb/zxdt/
01/202001/t20200128_1302972.shtml