現在の上海では、市街化地域が拡大するのに伴い、工場に対する環境や建築に関する規制や管理が強化され、中小の製造業を取り巻く生産環境は極めて厳しくなってきているものといえます。このような中で、工業園区や工業開発区の中に設立された工場であっても、生産拠点の移転、撤退等の検討を迫られるという事態が散見されています。工場の経営に当たって政府から土地使用権を購入している工場が移転や撤退をする場合には、この土地使用権の処分が必要となりますが、土地使用権の有償での処分には、増値税の他に“土地増値税”の課税が発生します。今回は、この土地増値税について簡単に説明します。
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