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　上海市人力資源社会保障庁は2011年4月1日より、上海市の標準最低賃金を引き上げることを発表しました。月額標準最低賃金は現在の1,120 RMBから1,280 RMBに引き上げられ、その上昇幅は14.29%となります。今回の調整により、上海市は中国で最も高額な標準最低賃金(2011年3月3日現在)を採用している地域となります。

また同時に、時給額の標準最低賃金も現在の9 RMBから11 RMBに引き上げられます。

2011年となって以来、中国全国で最低賃金調整に関する発表が行われていますが、北京市と上海市の両市が発表する最低賃金額にのみ、個人が納めるべき「社会保険費」と「住房公積金」が含まれていません。

「社会保険費」と「住房公積金」は政府が統計、発表する「社平工資」と「缴存基数」に基づいて算出されますが、今年はまだ具体的な数字が発表されていません。

ただし、これまでの「社会保険費」と「住房公積金」を元にして考えた場合、それらを加えた上海市の実際の最低賃金は1,600 RMB以上になると予測されます。