平成23年度税制改正法案の成立が遅れていましたが、3党合意に基づき、修正税制改正法案が作られ6月22日成立しました。
今回成立した修正法案にFX税制の改正が盛り込まれています。
■これまでのFX税制
FXの種類 | 店頭取引FX | 取引所FX |
『くりっく365』と大証FXを除くすべてのFX | 『くりっく365』と大証FX | |
所得の種類 | 雑所得・総合課税 | 雑所得・申告分離課税 |
損失の取扱い | 損失は繰越できない。 雑所得内しか損益通算ができない | 損失がある場合は3年間にわたり繰越控除ができる。 |
税 率 所得税+住民税 | 超過累進税率 最高:課税所得1,800万円超は50% | 利益の金額にかかわらず20% |
■改正FX税制
2012年1月1日の決済分から「雑所得・申告分離課税」に統一されます。
損失が出た年も確定申告をしないと「繰越損失」は使えない点に注意が必要です。
2012年1月1日の決済分から「雑所得・申告分離課税」に統一されます。
損失が出た年も確定申告をしないと「繰越損失」は使えない点に注意が必要です。
■いつ決済すべきか
FX取引では、売買決裁をした取引のみがその年の確定申告の対象となります。
そのため、2011年中に決済するか翌年決裁するかによって、納税額に有利・不利が生じます。
FX取引では、売買決裁をした取引のみがその年の確定申告の対象となります。
そのため、2011年中に決済するか翌年決裁するかによって、納税額に有利・不利が生じます。